さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

アイナナのライブと大昔に行き損ねたライブの思い出話

 IDOLiSH7 LIVE BEYOND "Op.7"を二日間、配信で見ました。
 IDOLiSH7初のグループ単独公演! こんなの絶対現地に行きたい! と思って、最初の先行でチケットをご用意してもらっていたので現地に行くつもりだったのですが、泣く泣く諦めて配信に……。申し込む段階でこうなることも予想していたとはいえ、話す機会があった人全てに今度アイナナのライブ行くんだよね! と話して回っていたぐらい楽しみにしていたので断腸の思いすぎました。自分で手に入れたチケットを自分で決めて手放すのがこんなにつらいことだったなんて……(公演中止とかで払い戻しはあったけど自分で決めて手放したのは初だった)。リセールに出して無事誰かの手元にチケットが行ったみたいなので、その人が私の分まで楽しんでいてくれたらいいなあと思います。
 でも、その代わりに人と話しながら配信を見れたのは楽しかったです。現地だとしょうもなさすぎて言わない感想とかいっぱい話せました。配信は配信で楽しいことがたくさんある!
 でも、やっぱり配信じゃなくて現地に行きたかったなと思ってしまうわけで……。全部がとっても素敵で、色んな人がすごく大変な準備をして完成したライブなんだろうなと容易に想像できてしまったので、それを現地で味わいたかった……とどうしても頭によぎってしまいます。正直に言えばすごく悔しいし悲しいし悔しい……。もっと複雑な気持ち……。
 配信で見るのも現地に行くのも、人それぞれが決めたことでどちらも正しいというか、正解はないんですけど、やっぱり現地参戦のチケットを励みに一ヶ月ぐらい頑張ってきた身としては現地へ行きたかったなと思うし、現地に行けばよかったなと思ってしまいます……。
 すごく個人的な思い出話なんですけど、配信で色んなライブを見て現地に行きたかったと思う度に、2012年のミクの日感謝祭のことを思い出します。
 このライブ自体は地元のLVで見たのですが、前日に開催されていたミクパで偶然会った方にチケット余ってるんですけど要りませんか?と声を掛けられていたんですよね。しかし、当時旅慣れておらずこれからホテルを取って夜行バスのチケットをどうにかして……というのができそうになかったので断ってしまいました……。
 現地に行きたかったなと配信を見て思う度にあの時、チケットを譲ってもらっていればよかったなあ……と思い出します。ライブや他のイベントに行けるかどうかは全部運だったりその時の巡り合わせだったりなんだなとも思います。前々日ぐらいまで普通に行く気でいたのに不測の事態で行けなくなったりとかも……。
 なんでそこまでこの思い出に囚われているかと言うと、LV会場でミクさんに「ここにいる人も来られなかった人も全ての思いを一つに」と言われたことがあまりに印象に残っているからなんですが……。現地行きたかった……という気持ちに対する答えが10年前の段階で既に出ているのですけど、それはさておき現地にはやっぱり行きたいよねという……。とは言え、現地に行けなかったからこそ悔しかったことも、LVだからこそ良かったこともたくさんあって、全部含めていい思い出になっているなとしみじみ思います。
 このミクさんライブの要領で行くと、多分、10年後とかにもアイナナの初ワンマンライブ行きたかったな……と悔しがっている予感はするのですが、その時にはきっとなんとなくいい思い出になっていることでしょう。なんとなくですが、次、アイドリッシュセブンのライブに行く機会があったらその時にはもういい思い出として話せるようになっている気がします。その時を励みに、また毎日生きていこうと思います。


 でも、その当時にすごく複雑な思いを抱いていたのに、あとになったら単なる「いい思い出」みたいな一言に凝縮されてしまうのもなんとなく悲しい。とも思います。