さまざまな備忘録

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タイバニのオケコンに行ってきた話

タイバニのオケコン行ってきたので、アニメ作品のオーケストラコンサートについて色々考えたことを。

オーケストラコンサートって行ったことがなくて、聞いているとつい寝てしまうというイメージしかなくて当日までとても不安だったのですが、「アニメ作品のオーケストラコンサート」という感じがとても強いイベントでそんな心配は不要だったと思いました。

アニメーションというのは、映像があって声優さんの演技があって音楽があって、ようやく一つの作品が成立します。なので、割と人それぞれで見るポイントが違ってきます。

私は割と映像重視で見てしまう派なので、はっきり言ってしまうとあのシーンであのキャラはどんな表情をしていたな…というのは容易に思い出せるのですが、どんな音楽が流れていたな…というのは全く思い出せないのです。何かの映画音楽の話で、BGMは覚えていないけれど効果的に使われている状態がベストという話があったように思うのですが、そういうのって映像重視派の考えですね。

映像重視の自分がいくらショートアニメの上映があると言っても基本的には音楽重視のイベントに行って楽しめるだろうかという不安がありました。が、当日行ってみてよくわかりました。アニメ作品にはアニメ作品なりの音楽重視のイベントの開催の仕方というものがあるようです。

まず、視覚的に派手。オケコンに行って照明の眩しさで目が開けられなくなるとは思わなかったです。後ろの壁にアニメのスクリーンショットとか映し出される辺りも普通のオーケストラコンサートと違いそう。この視覚的に派手っていうのはアニメを映像重視で見る人向けの演出かなという感じがします。

次に、登場人物によるナレーションが入る点。視覚的な話はともかくとして、これとかは他の作品でもやってるのか有識者に意見を仰ぎたいところ。このナレーションというのはアニメを声重視で見る人向けの演出っぽいです。

こんな感じで視覚的、聴覚的な演出があったわけですけれど、さて音楽重視でアニメを見ている方が今回のオケコンで満足しきれたかというと微妙なラインな気がします。オケコンというよりは、演奏された音源をスピーカーを通して聞くという印象が強く、コンサートに重要なライブ感が半減してしまったように思います。あと、元々がそういう音なのかもしれないですが、初回は音割れとかもあった印象です。正直、「オーケストラを聞く」という点では少し物足りない気もします。

ただ、私の周りを見ていると、その辺りの音響的なことって後から少しだけ残念だなーという話が出るぐらいで大抵は視覚的なところ、声的なところで満足という意見が出てくるだけなんですね。

マルチメディアとして、声も音楽もついてはいますが、アニメーションの本質はやはりパラパラ漫画というか、映像なのではないかと思います。なので、超個人的な主観ではありますが、アニメファン/オタクの方って映像重視で見ている方が多いような気がします。ハイブリッドな方も音楽をよく聴いている方も当然多いですが。

そのため、視覚的なところの演出をしっかりしておくという今回の演出はとても「アニメ作品のオーケストラコンサート」という印象を受けました。

最近のアニメ作品の流行りとして、コラボカフェだったり○○展だったりオーケストラコンサートがあったりすると思うのですが、やはりそれぞれにアニメ作品なりの上手いやり方があるのだなあとしみじみ感じ入った、というお話でした。

今更な内容を頭の中の内容整理がてらまとめたような内容になってしまった。

生まれて初めてのアニメ作品のオーケストラコンサート参加なので、他のアニメ作品のオーケストラコンサートとの比較等はしません。面白そうですけどできないので割愛。

ついでにしてきた横浜観光もとても楽しかったです。

250枚ぐらい写真撮ってた。