さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

2.5次元舞台の食わず嫌い

ハイパープロジェクション演劇 ハイキュー!!のライブビューイングに行ってきました。

下手したら生まれて初めて海外旅行に行った日よりも価値観変わったなという感じ。

黒火ちゃんが行くというのでホイホイ着いていったわけですけど、とてもいい経験をさせてもらったというかいいものを見せてもらったというか、誘ってもらえてこんな機会を得られてとてもよかったという感想が先に立ちます。

これまでいわゆる2.5次元の舞台を食わず嫌いしていて、タイバニやらNARUTOやら、原作が好きでもなんだかんだと舞台化されたものはスルーしてました。でも、今回誘ってもらって初めて2.5次元の舞台を見て、原作の面白さとは別にして、こんなに単品として面白いものなのだなあとしみじみ感じました。

食わず嫌いをしていた理由を考えてみると、おそらく「原作通りが好きだから」という一言に尽きます。原作至高主義とでもいいましょうか、原作であのキャラがああいう表情しているのがとても好きだから原作通りじゃなくあのキャラがあんな表情するなんて何かが違うな、という気分になるのが嫌だったんだろうなあと思います。というか数日前の2.5次元アイドルの記事でも触れたような気がするんですけど、2.5次元=3-0.5次元という捉え方もできてしまうので、キャラに演じている人の性格が入ってしまって違うキャラになってしまったら嫌だなというような感情のほうが近いかもしれません。

……なのですが、今日見に行って本当に食わず嫌いしていたなあと実感しました。同時に今までスルーしてきた2.5次元演劇が非常に惜しくなってきた。

役者さん達はきっちりキャラの性格を理解した上でそれを表現していました。なんというか本当に「原作通り」で時には「アニメ通り」、でもやっぱり「舞台的な」キャラの捉え方を表現しているのだなと思いました。

この「舞台的な」の部分が私の食わず嫌い解消にとても重要なのでして、すんなりと原作と舞台は違うという点が理解できたので、多少性格に違和感があっても違う世界線だから…と許すことができると悟ったのでした。

2.5次元アイドルだと割と中の人の素が出たりして2次元寄りな目線で見ればいいのか3次元寄りな目線で見ればいいのかと迷ってしまうんですけど、2.5次元演劇っていうのは本格的に2次元に寄せようという意気込みが役者さんや演出やってる方とかスタッフさんから感じられるので全力で2次元に寄せた目線で安心して見ていられました。また、2次元に寄せていても演じている方やそもそも演出担当している方がアニメとは全く違うので、そういうキャラ解釈もあるのかと素直に納得できました。なので、「原作通り」のキャラでなくて「舞台的な」キャラになっていても2.5次元演劇はそれとして楽しめるんだなあという気付きがありました。

そんなわけでこれからは積極的に2.5次元の舞台を見に行ってみたい所存。ひとまず来年春の再演見に行きたいなあ。

とりあえず、来年春の再演はどの劇場でやるのだろうという疑問が。今回の東京公演をやっていたAiiA 2.5 Theater Tokyoって来年の春頃まで2.5次元ミュージカル専用劇場として運営するって話だったと思うんですけど、そうなると再演やる頃には終わってる…。と思って公式サイト見に行ってきたんですけど来年の5月、6月に刀剣乱舞のミュージカルの予定入ってるので専用劇場じゃなくてもそういう2.5次元系の舞台ウェルカムな感じでいくのかなとか悩みながらこの記事を終わらせます。