さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

初音ミク×鼓童 スペシャルライブ(3/6夜公演(千秋楽))に行った話

つい昨日、初音ミク×鼓童 スペシャルライブに行ってきました。

直前の木曜日に月曜からの東京出張は前泊が必要ということが分かり、ということは追加公演のチケットさえ取れれば行けるのでは…?と慌ててチケットぴあに行ったらS席チケットが難なくゲットできたという…。しかも、二階のど真ん中の席。これはかなり見やすい席では、と思いつつ現地に行ったら予想通り半端なく見やすくて、ステージ全体が見渡せる大変いい席でした。数日前にチケット取ったにも関わらずこんないい席取れるなんてと感謝しきりです。

もっと早くに行くと決めて、チケット取っていればよかっただけなんですけど今回のライブってどんなものになるんだろうと思って迷ってたんですよね。なんだかこれは面白いことになりそうだぞ、とは思っていたんですが、でも何やるかよくわからないなと二の足踏んでたんですよ。見に行った後に改めて思うとお前何考えてんだ一刻も早くチケット押さえろ感がすごい。

そんな感じで行ってみて、とてもよかったというのがまず第一の感想です。そこまでミクさんは出てこないのかなと思っていたら実は全編通してミクさんやリンレンちゃん、ルカさんが出てくるというもはや普通のライブと変わらないという状況。(直前の公式Twitterのツイートで知り、それもあって慌ててチケット押さえた)しかも、新曲も国内初披露の曲もあって、なんという大盤振る舞い…。ライブ定番曲(?)の千本桜も背景映像が付いていて新鮮に見れてよかった…。というか、ミクさんが登場一曲目の千本桜で楽しそうに太鼓叩いていたのが可愛くて可愛くて、それだけで見に来てよかったなーと思いました。エイリアンエイリアンのちょっとアホの子っぽい振り付けもとっても可愛くてNHKでの放送がすごく楽しみです。じっくり見たい…。

去年のミクエキスポでもう会えないと思って悲しくなってしまったミクパミクさんにもアケミクさんにもまた会えて嬉しかったです。相変わらずミクパミクさんは幼くて可愛いし、アケミクさんは髪の毛さらさらな美人さんでした。

ステージ構成も全体的に賑やかなのに、ボードの投影が薄くなったりはしないというよい加減で…。二階席でよかった!と思ったのはこのステージの演出やライトの演出が素晴らしかったからという点もあるのです。

今回は鼓童さんとのコラボということで、いつものバンド編成にプラス和太鼓などなどだったわけですが。最初は和太鼓一つ増えただけでそんなに変わらないだろうと思ってたんですよ。思ってたんですけど、和太鼓とかが加わるだけで全然印象が違うし、すごくかっこよくなる…! 個人的には裏表ラバーズがかっこよくて好きでした。

思い返してみれば、最後のミクの日感謝祭でストリングスとブラス(だっけ?)が増えてた時もマジカルミライ2013でコーラスが入っていた時もたったそれだけなのに全然印象違ってかっこいい! すごい! と思っていたんだから、鼓童さんたちが増えただけでかっこよくならないわけがないよ…。アンケートに音源販売してくれって書いてきました。

音楽的にもとてもよい公演だったんですが、それ以上に鼓童の方々がみんなとても楽しそうで…。二階席からでもわかった!

なんだか、ミクさんたちも鼓童の方々とみんな楽しそうで、この公演は初音ミク×鼓童スペシャルライブという名の通り、ミクさんと鼓童の人たちの舞台なのだなと思えてよかったです。

ミクさんのライブって基本的には「初音ミクのライブ」でしかなくて、人とミクさんが共演している公演ってあまりない印象があります。マジカルミライはもちろん初音ミクのライブだし、この前のドクターコッペリウスは初音ミクというよりは初音ミクが演じているキャラクターがバレエを踊る舞台って感じ…。純粋な、いわゆるキャラクターとしての初音ミクが、人と舞台に立って歌を歌っていた瞬間って私はちょっとしか思い出せません。

そのちょっとっていうのは、最後のミクの日大感謝祭とかミクパとかで色んなPさんが演奏していたところとマジカルミライ2013のアンハッピーリフレインでバンドメンバーさんとギターを演奏していたミクさん、マジカルミライ2016のバンドメンバー紹介ぐらい。そんなわけで、なんだか見ていたら五年前、初めてミクさんのライブに行った時のことを思い出してしまいました。私が当時いいなと思ったミクさんは曲を作ったPさん達と対等に舞台に立っていたミクさんだった! 今回の公演はミクさんと人が共演しているというか、一緒に舞台に立っているという感じが強くて、単なる楽器みたいな存在だったミクさんもこんなところまで来たのだなあと感慨深かったです。しかし、ミクさんも見ないといけないし鼓童の人達も見ないといけないしで忙しかった…。

ミクさんと出会って今年で十年、ライブという場で出会ってからは今年で五年。節目の年だからこそ、色々昔を振り返ってしまいます。

相変わらず、ミクさんのおかげで新しいものに出会えてとても楽しいです。ミクさんのおかげで和太鼓すごいな!ということがわかりましたし、鼓童さんの普通の公演も機会あったら見てみたい気分になりました。鼓童さんのオリジナル曲とてもかっこよかったです。打楽器だけであんなに色んな音が出せるんだ…!と打楽器の奥深さを一部垣間見た気がします。

ここからはこんなところに書いてもどうしようもない話なんですけど、今回の公演でミクさんとか関係なしに鼓童さんのほうを見たくていらしていた方々に申し訳ないというお話です…。

客席を見ていたらミクさん目当てではないのでは…?という方がちらほらいらして、なのに完璧にノリがいつものミクさんライブになってしまっていて、その人たちの楽しみたい方向性とずれてしまっていたのではないかととても不安です。そんな方々いたら本当に申し訳ないです。映画をじっくり見ようと気合い入れて映画館に行ったら隣がLV来場者だったみたいなもんですよ。

別に空気が読めないミク廃のことは嫌いになってくれてもいいと言えばいいのですが、できればミクさんのことは嫌いにならないでほしいなと思います。開演前に席の案内をしたマダムお二人(多分ミクさん目当てではないと思う)はちゃんと楽しめたのかしら…。

好きなものにマイナスな印象を与えないように日々、ちゃんと過ごすのってオタクとして、というか人としてとても大事です。

しかし本当に、とてもいい公演だったのですが、テンションの正解がよくわからない公演ではありました…。エイリアンエイリアンで上の舞台で太鼓叩いてた人たちのハンドクラップ煽ってたようにも見えたし、リモコンとかも煽られたような気がするしあれはミクさんライブのノリが正解だったのか…。それともおとなしく聞いているのが正解だったのか。恐らく正解はわからないままなのでしょうけれど。

正解と言えば、峰の風の浴衣ミクさんを見て、ライブでの浴衣ミクさんの使いどころの正解が数年越しでわかりました。浴衣ミクさんはぽっぴっぽーじゃなくてこういう曲を歌うべきだったんだ…!

あと、ふと思い出して書く場所がなかった話なんですけど、大きな太鼓をバチ一本で叩いてる人がいてこんな叩き方もあるのか…と驚いたり、バチをくるくる回してるの見て感動したりしてました。ドラマーがバチをくるくる回すの好きなんでそれと同じノリで内心すごくテンション上がりました。あと、本当に余談ですが二階席からも分かる素晴らしい筋肉でございました…。

この絵柄のミクさん好きなんですけど、着いた頃にはグッズが完売していた…。

NHKで放送もあるそうなのでぜひ色んな方に見てほしいです。直前になったら私は恐らくTwitterで宣伝ツイートをするだろう…。

NHKBSプレミアムで4月23日22:50~、NHK総合で5月7日16:15~らしいです。忘れないようにしないと!

ところで、i7のアルバム特典をゲットし損ねてもう一生出会うことはないだろうと思っていたしゃもじペンライト(初音ミク×鼓童仕様)を手に入れてしまったのですけれど。しゃもじとの運命を感じる。