わくわくドキドキセット(通称わくドキセット)レポ

珍しく同人やってる系腐女子な話題を書きにきました。その名もわくドキセットレポ。

同人印刷をしているプリントオンさんでわくわくドキドキセット(以下わくドキセット)と呼ばれるセットが存在します。同人誌の装丁をプリントオンさんの中の人にお任せしよう！　という面白いセットです。(参考:http://www.print-on.jp/doujin/comic/price/wakuwaku_price.htm)

先日、このセットのレポをウェブで検索していたりしたんですが、意外に少ない…。ということで情報の足しにでも過去にわくドキセットでお願いした2冊の本を自分の記録がてら今更レポを書こうと思い立った次第です。

表紙デザインはこちらで決めていて加工や紙の種類をお任せするわくわくドキドキセットと表紙デザインから加工、何から何までお願いしてしまうわくわくドキドキデザインセットがあるのですが、今回はデザインは決めて加工のみお願いするわくドキセットのお話です。3年前と2年前の本です。

※よくよく考えると同人誌の表紙アップするにはブログはオープンすぎるのでそのうち消したりどこかへ移動したりするかも。

【1冊目:あめふるはこにわ(兎薔薇)】

　

[わくわくドキドキセット]

表紙：エスプリグレイス180K(マットPP)

本文：白上質紙90K

遊び紙：ミランダばら(前のみ)

加工：表紙エンボス(雨)

2013年夏発行。

雨がテーマだったので、そのものずばり雨な仕様になっていました。雨の滴の形にエンボス加工。

エスプリグレイスはマットPPをかけてもかなりキラキラ感が残るので、表紙のデザインがほぼ青一色みたいなところがあったんですが、とてもおしゃれな装丁にしていただきました。

この本を作る時に今回は装丁の凝った本を作ろう(当社比)と思って、自分でも色々と考えていたんですが、それとは全く違う方向性の装丁になっていて、とても感動した遠い日の記憶。

【2冊目：ケンカとケーキで繋がる二人(獄ハル再録本)】

　

[わくわくドキドキDXセット]

表紙：クリアコーティングペーパー195K 蛍光ピンク(ホログラムPP：星)　※リバーシブルセット用の紙らしいです。

本文：淡クリームキンマリ72.5K

遊び紙：箔押しピンク/ハート柄ピンク箔(前のみ)

加工：レース(ハート)

2014年発行。

表紙にハートのイラストを入れたらすごくハートな一冊になりました。レースも遊び紙もハート。

そして、ずっと気になっていたレース加工……！　実を言うと、端の方を空けてレース加工誘い受けしてたところがあったので、実際にレース加工にしていただけて本当に嬉しい。

表紙のホログラムPPは星柄なんですけど、ハートに星も案外合うんだなと分かって良かったです。

後、レース加工やらホロPPやら遊び紙にハート柄が付いてるというのはぱっと見て分かるんですけど、表紙の裏側が蛍光ピンクしているとは思わなくて開いた瞬間とても驚いた覚えがあります。この本以前に一度、裏面色つきの表紙を使ったことはあったんですが、蛍光ピンクは色の主張が激しくて驚きました。でも全体のバランス取れてていいですね。

ちなみにこの本は少し厚いので本文が薄めの紙です。

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ここからは各本についての話ではなく個人的な感想。

自分では全く思いつかない装丁にしていただけるのはとても楽しいので、興味のある方は一度挑戦してみるといいかと思います。

ただ、毎度わくドキセットの話になると出てくるお値段高め+締切早めというのはどうしようもないですね…。ただ、今回書いた2冊の加工だとかなりお得感があるような気はするので、個人的には値段については後悔していません。締切についてはあまりに昔すぎて当時どう思っていたか記憶がありません…。

一点、困っていることがあるとすれば、再版しづらいという…。1冊目を一度、再版しようかなと思ったんですが、少部数を同じ装丁で再版しようとすると割高な装丁になってしまいます。

人によっては折角わくドキセット頼んだのに普通の加工になってしまった…という人も見かけたりするので相性もあるのかもしれませんね。ですが、個人的にはとても満足しているので、次回色々な観点で余裕があればまたお願いしたいところです。デザインセットもお願いしてみたいなーと思ってますが、ここ最近はそもそも同人誌を出す回数も少なくなっているのでいつになるやら。

もしお知り合いの方でわくドキセット頼んだよ！　って方いたらどんな仕様になったか自慢しに来てください。お話聞きたいです。