さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

自分の出した小説同人誌の装丁について語る①

 自分の出した同人誌の在庫整理をする前に人に手伝ってもらって素敵な装丁になった本を自慢させてくれ! 私自身も頑張ったから自慢します! という記事です。
 写真をアップしたりしていますが個人が勝手に作っている二次創作同人誌なので何か問題が発生したら即消します。恥ずかしくなってもすぐ消します。全体的に写真が下手で悔しい。
 手伝っていただいた方にブログで装丁について書いていいと許可をいただいたので自慢しますやったー! というわけで、今回はこちらの本を自慢します。

 

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 気付いたら発行から二年とか経ってたんですけど…。時間の流れが早すぎてびっくりした話は本題から逸れるので置いておきます。
 ラノベみたいな文庫本同人誌を出したいのでイラストを描いてください! とお手伝いをお願いしてできた本です。
 そもそもライトノベルとは、みたいな話はここでは気にしません。あくまで私とお手伝いをお願いした方の中でのそれっぽさ目指しました。

 

基本情報

・発行日  :2018/05/03
・印刷所  :プリントオンさん
・サイズ  :文庫本(A6)
・カバー用紙:コート紙135kg クリアPP(フルカラー印刷)
・表紙用紙 :コートカード180kg(フルカラー印刷)
・本文用紙 :淡クリームキンマリ72.5kg
・ページ数 :160P(厚さ1センチぐらい)
文庫本セットを使わせていただきました。カバー付きの小説同人誌を作りたい場合に便利。

 

表紙とカバー

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 カバーの全体図はこんな感じで改めて見たらすごかったので見て…。あらすじを書いたりしたのが楽しかったです。
 こんなイメージがいいですと実際に発行されているライトノベルを伝えて、表紙カバーのデザインを丸投げしたらこれが出てくるのすごくないですか? 本当にありがとうございました…。
 二巻を出す予定もないのにラノベっぽいからという理由だけで①という表記を付けているの、今見るとまあまあ意味が分からん。

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 カバー下もちゃんと作りました。ロゴみたいなマークはそれっぽいから作ろうぜ! ということで私が作った覚えがあるけどどうだったっけ。

 

本の中身

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 中身もそれっぽくしたいなーということで扉のページや目次ページ、奥付も作りました(これは私が作った(多分))
 原稿の作り方が悪くて印刷が綺麗に出なかったのが心残りです。後々確認したところによるとアンチエイリアスの設定がよくなかったらしいです。

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 ラノベみたいな本を目指したので、なんと挿絵まである!
 それっぽくしたいので好きなシーンで数枚挿絵を描いていただけませんかと描いていただくシーンも丸投げしてお願いしたところ、自分が欲しかったところに挿絵が入ったのですげーーーと思いました。中でもこの挿絵めちゃくちゃ気に入っており、このイラストを自慢したいがために記事を書いたと言ってもいい(この人の描く右に描かれてる人が好きすぎてメインキャラじゃないのに描いてもらった)
 小説同人誌しか出したことがなく白黒のイラスト原稿を入稿するのが初めてだったのでちゃんと綺麗に印刷されるか不安だったのですが、綺麗に印刷していただけてよかったです。印刷所さんありがとう…。
 あと、行間を他の本と比べて広めに設定したんでした。今見るともう少し詰めてもよかった。
 プリントオンさん、自分が使ったことのある印刷所さんの中だと比較的、本文の文字が細めに印刷される印象です。本文の線にすっきり感が欲しかったのでプリントオンさんに頼んでよかったです。
 本を見直して気付いたどうでもいい話ですが、挿絵上一箇所だけキャラが着ているワンピースの色が間違ってるところがあって趣を感じます。私もイラストを頼んだ方もうっかり気付かなかったところなんですが、昔読んだラノベで私服を着ているはずのシーンで制服を着ている挿絵があったことを思い出して逆にこれはこれでいいなという気持ちになっています。

まとめ

 こだわったところやこだわってもらったポイントを挙げ始めるときりがないです。
 後悔があるとすれば、自分の文を書く技術がなく、内容をライトノベルに寄せられなかったところです。悔しいので精進します。
 本を出した当時、色々な方に普通の本じゃん! と言ってもらえたのが人に手伝ってもらったおかげ9割とは言えとても嬉しかったです。
 この本を出してから二年も経っているのでその間に同人誌の表紙イラスト依頼のあれこれみたいな話をいくつか読んで思ったことですが、「ラノベみたいな本が作りたいです!」というざっくりしたお願いの仕方で思った以上のものを作ってくれたことが本当にありがたいですね…。この人ならこの頼み方でも(総合的に考えて)大丈夫だなーという確信があってざっくりと投げてしまったところはあるので、一般的にはこの投げ方はよくないのだろうなと思います。
 ただこのような反省をしつつも、色々自分で考えたり人に手伝ってもらったりしながら作る同人誌は本当に楽しかったです。本を作るのって楽しいな…という気持ちになったので、みんな本を作ってください。