新作歌舞伎 NARUTOを見てきました
昨日、今日との南座まで行ってNARUTOの歌舞伎を見てきました。
歌舞伎と言われて若干の敷居の高さを感じたのですが、いい感想しか見かけなかったし迷っていたら京都に行くのにちょうどいい宗教的な事情(※)も発生したので行くことにしました。
結論から言えば、歌舞伎と言われて敷居の高さを感じる必要もなかったしやっぱり行ってよかったなと思っています。
私の歌舞伎知識と言うと、学生時代に受けた講義と超歌舞伎と家族が行くということでついていった古典歌舞伎(と言えばいいのか)ぐらいだったので話がそもそも理解できるか不安だったんですよ。ほらみんな古語話すから……。
でも実際見に行ってみたらみんな普通に現代語を話していて意味が分かってよかったです。という話を色んな人にしたらそれはそうだと言われました。よくよく考えたらそうですね。
歌舞伎の様式に則った2.5次元舞台を見てきたという感覚が一番近いかもしれない。とはいえ、歌舞伎の様式を詳しく知っているわけでもないのでその辺りを知っていたらもっと楽しめた気がするなーと思い、自分の教養のなさにがっかりしています。
教養のなさにがっかりしたエピソード代表はサスケの衣装の色のお話なんですけど、パンフレットでサスケ役の人が「サスケの衣装には青色が多く使われているが、青は歌舞伎では悪人や幽霊を象徴する色」という話をしていました。この知識があった上で見ていたらまた印象が変わったんだろうな~と思って少しもったいない気持ちになっています。
あと、パンフレット内で新作歌舞伎ということで新しいことをやっている印象があるが実際は昔からある歌舞伎の演出だったりするという話を読んで歌舞伎すげーーー!!!(小並感)となりました。本物の水を出してくるのが単純にすごすぎて情緒が小学生の私は大はしゃぎしました。
脚本もものすごく上手くまとめられていてよかったです。原作のいいところをうまく持ってきて最初から最後まで……。前情報を何も入れずに見に行ったので途中までのお話かなと思っていたのですが、まさかの最後の最後までやっていただけて満ち足りました。
普通の観劇だとしないような休憩時間においしいお弁当を食べるだとかも楽しかったです。特製弁当を食べたんですけど、全部おいしくて狭い席で一人感動しました。お昼に出す費用としてはまあまあお高いかなと思ったんですが、たまにはこういうのもいいなと思いました。本当においしかった。
今回、歌舞伎を見に行って歌舞伎すげーーー!!!となりましたし、八月にはマジカルミライと合わせて八月南座超歌舞伎を見に行く予定なので、それまでに知識を付けたらもっと楽しめるかもしれない! ということで歌舞伎の本を読んでみることにしました。
ところで南座のあたりへは京都観光に行った際、数回通っていたのですがずっと南座の裏(鴨川に面しているところ)が正面だと思っていました。初めて正面を認識した記念写真です。
この岸本さん描き下ろしのサスケを改めてまじまじ見たらすごく良かった。
※京都に行くのにちょうどいい宗教的な事情