さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

八月南座超歌舞伎を見に行きました

夏休みなので初音ミク休暇と勝手に称して一泊二日の超歌舞伎からのマジカルミライへ行きました。京都も大阪もすごく暑かったですが、とても楽しかったです。
途中途中で南海電鉄のコラボを見に行ったり通天閣に登ったりおいしいものを食べたり、ミクさんに全く関係なくオフ旅的なスポットを周ったりアニメイトカフェに行って孤独にフードファイトをしたりもして、充実した二日間でした。
折角色々行ったので楽しかったことをまとめるぞ! と意気込んでブログを書き始めたもののどう書いていこうかなと悩んでいます。楽しかったことを細かく書くと記事が長くなってしまうので、一つずつ分けて書いていきます。

 

まずは超歌舞伎のお話。

chokabuki.jp

8/10の昼の回を見に行きました。マジカルミライ2日目ですね。私と同じようにマジカルミライと続けていくのだろうなという人少しと普通に歌舞伎を見に来た人たくさんという感じでした。

超歌舞伎は以前、ニコ生で放送されたものをタイムシフトでなんとなく見て、NHKで放送されていたものを見て…という感じだったので、名古屋から近い(距離感がおかしい)京都で上演されると聞いて、折角なので見に行くことにしました。ちょうどマジカルミライと日程が被っていたので続けて見に行くのも楽しかろうと思ったりもしまして。
超歌舞伎と言えども歌舞伎なわけだし楽しめるかな…思う気持ちもありましたが、折角の機会だからと見に行ってよかった! とはっきり言えるぐらい楽しんで帰ってきました。
歌舞伎と言われるとつい堅苦しい印象を持ってしまうのですが、気楽に見られて楽しかったです。ミクさん、というか初音屋さんが頑張って歌舞伎をしているのがとんでもなく可愛かったです。
お話が分からなかったら嫌だなと思ってイヤホンガイドを借りたのですが、ストーリーや歌舞伎のお約束事などを全体を通して丁寧に説明してくれてとても興味深く聞きました。超歌舞伎は大向こうを好きにやっていいよ! という自由な歌舞伎なのですが、大向こうのベストなタイミングを教えてくれたりとか親切すぎました。
そもそも大向こうって何? というところなのですが、屋号を叫ぶやつですね。ニコ生のコメントで見たことありました。初めて知ったのですが、大向こうって専門の方がいらっしゃるのですね。あとは古典歌舞伎だとタイミングが決まっていたり…。歌舞伎って奥が深い。
百花繚乱さんと解説の方が二人で話している形式だったのですが、百花繚乱さんのコメントがニコニコユーザーらしさが溢れていて親近感がありました。前口上で「ミクさんが流暢に話しているとニコニコユーザーとしては胸熱」みたいなことを言っていたのですが、全力でそれなとなった。
NARUTO歌舞伎の時は三等席で三階席の奥のほうだったんですけど、今回は二等席で見やすい位置だったのも嬉しかったです。三階席の花道の側の端の席でした。ちょっと覗き込まないといけないんですけど花道もよく見えたし舞台も近くてよく見えたしでありがたい座席でした。角度が付いてしまうのでミクさんが見にくいのでは? と心配していましたが、普通のモニターに映す形式だったので無駄な心配でした。
というか宙乗りがすごく近くて…。どのぐらい近かったかと言うと獅童さんと目が合うぐらい近かった。目が合ったんですよ! 今、目が合った!と認識した瞬間にこっちを見てニヤッとしてたので、これは本当に目が合ったと思っていいですよね…? これが舞台上の人と目が合うという感覚か…ととにかく驚いてしまいました。
約一ヶ月前に推しの中の人とコンマ数秒の世界で目が合ったなとか言っていたオタクは舞台上の人と目が合うという真の感覚を手に入れました。本当にありがとうございました。(それはそれとして一ヶ月前の記憶はそのままにしておきたいものです)
歌舞伎役者さんに煽られてペンライトを振るというのもなかなかない経験だと思うので、楽しかったです。というか超歌舞伎ぐらいでしかないよね。
本編(今昔饗宴千本桜)のほうももちろん面白かったんですけど、その前にあった當世流歌舞伎踊も見ていて綺麗でよかったです。語彙力ゼロの感想を申し上げますが、綺麗な服を着た人たちがたくさん出てきて綺麗な所作で踊ったりしてくれて見ているだけで眼福でした。こちらはあらすじも何も知らない状態だったのでイヤホンガイドを借りてよかったなと心底思いました。
イヤホンガイドと言えば、聞いていて一番面白かったのが休憩時間の中村獅童さんと澤村國矢さんのお話ですね。どうやらスタッフさんや出演者さん達の中で共通する初音ミクさんのインスタンスが存在しているらしく妙に親近感が湧いてしまいました。初音屋さんインスタンス獅童さんと仲が良いらしく、獅童さんと電話した話など微笑ましく聞いてしまった。
そんなわけで八月南座超歌舞伎、とても楽しかったです。イヤホンガイドを借りず舞台上の音に気を配って見てみたいのでもう一度見たい気持ちはあるのですが、今月は予定が立て込んでいる…、というかそもそも出費がえげつないことに気付いたので泣く泣く諦めるしかなさそうです。5兆円欲しい…。 

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あと、これは余談、というかミクさん関係ない別ジャンルを絡めた話なんですけど。完全な蛇足なんですけど。
今、名古屋駅JR東海ツアーズさんにIDOLiSH7のOFF/旅*1のポスターが置いてありまして。それが今、私の推しの二階堂大和くんが南座の前でいい感じのポーズで写っているという写真なんですね。
そのポスターに書かれたキャッチフレーズが「この街も、僕たちも。今この瞬間に、歴史を塗りかえているんだ。」なんですけど、超歌舞伎を見終わった後でこのキャッチフレーズを見たらすごい勢いでこの言葉を実感できてしまってものすごくエモかったです。超歌舞伎のパンフレットを今日改めて読んでみたら更に…。
超歌舞伎楽しかったな…と思いながらの帰り道、推しのポスターを横目に見て、実感を込めながらキャッチフレーズのエモさに思いを馳せた瞬間、最高に""""推してる""""という感覚がしてとっても奇妙な気持ちになりましたが、すごく面白かったです。