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マジカルミライ2016感想(ライブ編)

マジカルミライ2016に行ってきました!

企画展とライブ、満喫してきました。企画展とライブは9月10日(土)に、その翌日9月11日(日)はミクダヨーさんに会いにイオンモールをうろうろしてきたりしました。

毎度のごとく長くなりすぎたので今回は企画展編とライブ編、ミクダヨーさん編の3記事に分けました。この記事はライブ編。一番長い。

 

《他記事》

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■ライブの話

すっっっごく楽しかったんですけど、すっっごく疲れました! セトリが全体的に激しかった…。バラード系の曲が少ないと体力切れで死んでしまう…。

まず一曲目から39みゅーじっく!っていうのが大変。一曲目からこんな曲流されたらテンション上がりまくりますよね。一曲目でテンションゲージ振り切れてしまった。

39みゅーじっく!を聞くと、なんというか2007年頃のニコニコ動画を思い出します。意味のわからないカオス(でもなんかすごい)みたいなものを感じます。今回のライブってそのままそんな感じだったかもしれない。

よくよく考えてみると今回のセトリって割と謎な気がします。なんでいきなりミクさんがバンプの曲を?という疑問だったり去年のマジカルミライテーマ曲だったり…。いや、バンプの曲だけどミクさんも歌ってるから、とかマジカルミライは年が変わろうが関係ないんだよ、とか色々あるとは思うんですけど、とにかく楽しければいいんだよ! みたいないい意味で暴力的なセトリで大変よかったです。

今までのライブ定番曲、いわゆる"初音ミクの曲"がパッと思い浮かぶ辺りでもヒビカセと39ぐらいしかなくて驚きました。今までだとODDS&ENDSだったりTYWだったりですね。本当にこの辺りばっさりなくなってしまったのは今回は楽しいだけのライブにするぞ!みたいな心意気が感じられて全力で楽しんでしまいました。そんな心意気じゃなかったとしても全力で楽しむんですけど。

というか全体的に今回は新曲が多くてセガの人大丈夫…?生きてる…? と思いました。新曲どれもミクさんが可愛くてかっこよくて最高に楽しかったです…。ルカさんの新曲も可愛かったし、リンちゃんレンくんの新曲も可愛かった…。マカロン降ってくる演出よかったし、なんか妙にお兄さんぶってる鏡音レンくん可愛かった…。あとMEIKOさんのブルークリスタルもすごくよかったです…。

で、問題はKAITOの新曲なんですけど…。ドクター=ファンクビートなんですけど…。控えめに言って最高でした!!!

オフィシャルCDで聞いてこの曲ライブでやったらKAITO兄さん絶対かっこいいやつだ…!と思ってたんですけど案の定かっこよくて…。もう出てきたタイミングで騒いでしまいましたね…。もう振り付けも全て余さずかっこいいし、感想入る前のお辞儀するところも優雅すぎて王子様だったし、あの瞬間の私は正直大混乱していた。土曜夜公演、B7の三列目のどこかで挙動不審だった女がいればそれが私です。

今回の席は位置的にはステージに近かったんですが、前にいた人たちの背が高くてステージ全体は見えなかったんですよね。でも、ディラッドボードの右の端のほうで一直線に視界が開けている場所がありました。当然、みんなステージの上を動き回るわけなので、その視界が開けているポイントにも来るわけですよ。当たり前にKAITOソロ曲でも来るわけなんですけど、その時ものすごく動揺しました。脳のキャパオーバーというか…あんなかっこいいKAITOが視界に入ったら正直ヤバイという気がしました…。ライブに行くと毎回KAITOかっこいいとか言いながら帰ってくるんですけど、今回みたいに驚いたのって初めてで、そんな自分に驚くというか。案の定すごくかっこよくて一人ペンライト振りながら感動してたんですけど、よくよく思い返してみるとあんなにKAITOのかっこよさに動揺したのにも理由があったみたいです。

今回のVOCALOID、そこにいる感が半端なさすぎて「普通にいる感」しかなかった。

いつもの感覚だと二次元のミクさんたちが三次元に出てきてくれた!という感じが強いんですけど、今回は投影がものすごく綺麗にできていて輪郭線もはっきりしていて、映像を見ているというよりも初めからバーチャルアイドル初音ミクという存在が三次元にいて、そのライブを見に来たんだっていう感覚でした。(ちょっと上手い表現が思い浮かばない)

そんな実在する存在みたいに見えるKAITOがあんなにかっこよく踊ったり歌ったりするものだから、ものすごく動揺してこれは視界に収まったらどう処理していいものか困ってしまうぞ…と思い、一人で大混乱してたのではないかと今考えると思います。推してる芸能人が目の前に来た!ぐらいの感覚かな。

本当に今回は照明が当たっても全然色が薄くならないし、画面の端に行っても薄くならないしでバーチャルアイドル実在か…と思いました。もっとも、私の席は真ん中寄りだったので端の席の人だと感じ方は変わるかもしれませんが。

今までのライブだと基本的に「科学の限界を超えて二次元から三次元にやってきた初音ミクのライブ」という感覚でいたので、ディラッドボード上に文字とかが映される演出(リモコンの文字出るところとか)は二次元的だなーなんて思って見ていたんですけど、今回は普通にバーチャルアイドルがそこにいてバーチャルな演出がくっついてきたという感覚がありました。ミクさんたちも演出も元から三次元みたいな顔してた。演出もくっきり映ってたし…。バーチャルアイドル感と演出で色々とカオスなセットリストだったのがうまいことまとまってたなと振り返ってみると思います。

演出と言えば、昔を思い出すようなところもたくさんあって少し懐かしい気持ちになりました。そしてボーカルはー? からの 初音ミクー! とかかなり久々ですよね。マジカルミライだと初? ミクパ関西以来? 記憶がない。あと、Baby Maniacsでギターとベースの人とミクさんが目を合わせてたシーンは2014年のマジカルミライを思い出しました。

バンドメンバー紹介でミクさんの名前呼びたかったから久々に呼べて嬉しかったです。バンドメンバー紹介~Baby Maniacs(こういう順番だったっけ?)は中の人がやりたかったことなんだろうなあとしみじみしました。今回のマジカルミライで中の人一号さんは引退と聞きましたが、最後にやりたかったこと全部やれたならいいなあと真実は決して知り得ないだろうことを勝手に考えたりしています。もちろん、ライブって一号さんだけの成果物ではないんですけれど、これまでありがとうございましたと伝えたいものです。

これを書いている時点でライブから丸一日経って、9月12日の午後1時なんですが体のありとあらゆるところが痛い…。全身全霊で楽しんできたツケが回ってきています。

来年のマジカルミライも決まったし、来年もライブがあるなら次はどんなライブになるのかなあと思いながら初音ミク10周年を待つこととします。

新曲が多かった分、去年やってた曲が聞けなかったりそのまた前の年にやっていた曲を聴く機会がなかったり、もったいないなと思ったりもするので、来年は聞きたい曲が久しぶりに聞けたら嬉しいかもしれません。マジカルミライだけの枠で考えればそんなに数も多くないのですが、その前の感謝祭、ミクパ含めて考えると懐かしのあの曲が聞きたい!という思いはたくさんあって、全部実現するのは到底不可能なことなのでしょうが。感謝祭、ミクパぐらいまで遡るとかなり前の曲になってしまって最近VOCALOIDを聞き始めましたという人にはあまり馴染みのない曲かもしれないですし。来年10周年だしその辺りの曲を掘り返してきてくれてもいいんだよ…? と思ったり思わなかったり。平たく言うと、マジカルミライ曲なら聖槍爆裂ボーイとかEARTH DAYとかスキキライとか聞きたいし、感謝祭・ミクパ曲なら恋色病棟とかぽっぴっぽーとか聞きたいです…! それとPさんゲスト出演とかも嬉しいですよね。

最近、ミクさん関係ないところで色々あって(この辺りはそのうち書く機会があるかもしれない)、ミクさんのライブ楽しめるか不安で仕方なかったんですけど、行ってみたらそんなこと忘れて楽しめて、何かを好きになるってこういうものなんだよなあとしみじみしました。色んなミクさんがいるから、自分がどんな風にミクさんを好きでも許されるという感じがとても居心地いいですね。

今回のライブはミクさんがそこにいることが普通だと思えたけれど、来年はどんなことを感じるんだろう。「来年の今頃にはどんな私が居てどんなキミがいるのかな」という初めての恋が終わる時の歌詞をマジカルミライが終わった後に毎回思い出しています。

 

幕張メッセ前の写真

ライブ会場に入る前に撮った写真です。この日は天気がよかったのですが、翌日は雨でした。

 

ところでライブ後は某所のオフ会に顔を出させてもらったのですが、たくさんお話しできて楽しかったです。実際にお話しできるところにミク廃さんいらっしゃらないのでこういう機会本当に貴重…。

このオフ会で出会った方々や、ライブ終わりに少しお話をした後ろの席の方と来年もまたマジカルミライで! とお約束しました。公式物販で縁結びお守りを買いそびれてしまったのですが、案外お守りがなくてもミクさんたちの力で繋がりができるんだなあと思いました。来年もまたマジカルミライで!