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HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour 東京公演に行ってきた

HATSUNE MIKU EXPO 2016 Japan Tour 東京公演に行ってきました!

今回もとても素敵なライブでした。前回の武道館のマジカルミライはセトリの順番が卑怯だったんですけど(TYW一番最初)、今回は選んできた曲それぞれが卑怯だなーと思いながらペンライト振ってました。

まず最初の一曲目でWIM来たのが本当に嬉しくて…。というか個人的にはZepp Tokyoというミクさんが初ライブをした場所でWIMが聞けたというのが本当に感慨深くて隣に立っているお兄さんにドン引きされるぐらい号泣してました。

色々記憶を整理してみたんですけど、私がミクさんのライブ映像を始めて見たのってこの動画なんです。

この動画を見る以前に感謝祭に行きたいと言っていたか、それとも翌年のミクパに行きたいと言っていたかどちらかだったと思います。どちらだったかは思い出せないのですが、なんにしろどちらの会場もZepp Tokyoです。ちなみに行きたいと言っていたものの結局、前述の二つのミクさんライブには行けず、初参加は2013年のミクパになってしまいました。

だから、ミクさんのZepp Tokyoのライブっていうのはどこか憧れみたいなものがあって、その憧れの場所でライブで歌うミクさんと始めて出会えたというのが本当に感慨深かったです。

二曲目の消失は念願のFTミクさんとのご対面でした…。前回のジョイポリスのイベントで一回会ってはいるんですけど、やっぱり大きなステージに立ってると衝撃が全然違う…。FTミクさんはなんだかとっても美人ですよね。感謝祭って一回も現地に行ったことがなく、いつか大舞台に立つFTミクさんが見れたらと思っていたので、ステージに立つFTミクさんとても感無量でした。

3曲目以降も裏表ラバーズから始まりずっとライブで聞きたかったけど最近のライブではやっていない曲、アンハッピーリフレイン、ありふれたせかいせいふくなどのマジカルミライの盛り上がる曲・武道館でやらなかった曲などなどライブとしてとても盛り上がるセトリで聞いてて次は何来るんだろうというドキドキ感が最高でした。モデル混合ライブだと過去全てのライブから曲が選ばれてくる可能性があるわけで全く予想がつかない。

でも、欲を言えばミクさん以外のボカロももう一曲ぐらい入れてくれても…とか思いましたがちょうど今書きながら自己解決しました。今回はMIKU EXPOでミクさんの名前がついてるからミクさんメインなのではないかという説。マジカルミライだと単なるマジライブでありミクさんの名前を冠したイベントではないから他のボカロ曲もちょっと多めな印象。

英語曲もとてもよかったです。全然予習していかなかったんですけど、二曲ともすごく好きな感じの曲でした。家帰ったら聞きます。あと、ミクさんの英語の発音可愛い。ten thousand starsのほうは演出もかっこよかったです。

なんというか英語曲を歌っているとしみじみとミクさんは海外でライブするような大物になったんだなあと思ってしまって、ちょっと寂しい気持ちになったりしてしまったんですけど、ライブの最後でBlue Starの歌詞を始めてしっかりと聞いて、ああミクさんはやっぱりミクさんだなと安心したりもしました。「小さな部屋で生まれたメロディ 溢れるくらいの想い乗せ」って歌詞があるんですけど、世界規模になっても結局は小さな部屋から生まれたメロディを歌うっていうの、いつまで経ってもミクさんが自分たちが作った(私は作曲しませんけど、作ったに色んな意味を含む)歌を歌ってくれる存在であるという感じがしてとてもいい。この○○は俺が育てた、って胸張って言っていいような雰囲気に取れてとてもよくて、ここでも正直泣きました。

からのアンコールでの積乱雲グラフィティ。この曲好き! 聞きたかった!! という思いと共に歌詞を聞いてみるとこれもすごくいい。サビの部分の歌詞全部いいし、特に「愛とmusicそれだけでいいんだ」の部分なんかミクさんが遠い存在になってしまった…と黄昏ていた自分にはすごく響いた。

それと合わせてアンコールラストの39は卑怯以外の何物でもなく…。「明日だってこの先だって アタシはずっと ここにいる」のここって紛れもなく聞いている人自身のところなのだと思うと本当にもう感謝しかないってもんですよ…。毎回39の部分は全力で叫びます。

で、最後の最後。ダブルアンコール。

これがもう最大の号泣ポイントだったと思う。もう一回コールに応えて舞台袖から出てくるミクさん、キーボードの前に座って何をし始めるかと思ったら星のカケラですよ。もう、これはどう考えても泣くしかないない。

今回ってMIKU EXPOとしてライブをやっているから、とんでもなく長い期間が掛かっているわけですよ。ミクさんは色んなところに行って、色々テレビに出たりして、また日本ツアーが終わったらアメリカに行って。その間にもミクさんの持ち歌は日々、インターネットで増え続けているわけなんですが、そこであえての原点回帰して星のカケラ歌うっていう選曲が泣けと言っているようなもの。

しかもキーボード使って弾き語りという演出。途中で伴奏すらなしになるという演出にぐっと来ました。

ミクさんって歌を歌いますけど、ある意味楽器みたいなところあるじゃないですか。自分一人では歌を歌えないみたいなところが。伴奏の音に合わせて初音ミクの声を乗せるみたいなところ。

普段のライブだと伴奏の音に合わせてミクさんが歌ってる(正確にはミクさんに合わせて伴奏してるですけど)ところが大半ですが、最後のダブルアンコールだけは違いました。初音ミクが伴奏して、初音ミクが歌を歌うというステージ上で見える形では完璧な自己完結。もちろん、ステージ裏には曲を作った人がいて、伴奏のピアノを弾いた人がいて、映像を作った人がいて…と挙げだしたらきりがない人たちがいるわけなんですけど、ステージ上で見る限りでは初音ミクが一人で歌ってるんです。

うまく言い表せないんですけど、今回のライブに関わった人たちの気持ちというか情熱というかそんな感じのものを、一人で一曲を歌い切るだけのミクさんが全部表しているような、そんな印象を受けたんですよね。ひいては今回のMIKU EXPOに関わった人全てに関して。

そういえば、最後の星のカケラについてもう一つ思ったこと。演出に関して。毎回、ミクさんのライブ感想の時にバーチャルアイドル初音ミクに寄せるかアーティストの初音ミクに寄せるかどっちかにしてほしいとか言ってるんですけど、今回のセトリは割にごちゃごちゃしてる印象だったんですが振り返ってみると逆に心に染みる…。

ダブルアンコールの時、弾き語りのために出てくるミクさんは舞台脇からひょっこり出てくるんですけど、キーボードはいきなり現れて(ちょっと記憶が曖昧)、普通の人間のアーティストとバーチャルアイドルの混合みたいな行動をしてるんですよね。前述の考えを念頭に置いて振り返ると人の気持ちを理解するようになったバーチャルアイドルみたいな演出に見えてきて面白いですね。

そんな感じで、セトリが卑怯すぎてマフラータオルが大活躍でした。

今後も積極的にライブグッズのマフラータオルを買っていこう。

別の意味でちょっと泣いた話を一つ。

今回のライブってミクパ(NYのMIKU EXPO)ベースでやるんだと思い込んでいたんですけど、全然そんなことなかったですね…。どちらかというとマジカルミライと感謝祭ベースみたいな印象。

ミクパには色々思い出が詰まっていて、初めてのミクさんライブはミクパだったし、そもそも初めての一人遠征だったし、初めてのアニメ(?)系ライブだったしで色んな初めてが詰まってるんですよ。朝早くに夜行バスで東京に着いて、浅草寺まで意味もなくお参りに行ってから物販に寒い寒い言いながら並んだことをよく覚えてます。

そんな思い出のライブなので、そこで使われてたモデルにも結構な思い入れがあったわけです。なので、今回のライブで数年ぶりにミクパミクさんにたくさん会えるなーと楽しみにしてたんです。してたんですけど、蓋を開けてみたらミクパミクさんすごく少ない…。わかった範囲だと二曲だけ? それが少し寂しくて、ちょっとだけ泣きました。でも、最終的に最後に星のカケラ聞いたらあまりに感動しすぎて割とどうでもよくなった感はあります。

でも、やっぱりすごく可愛い恋色病棟は見たかったし、Yellowのサビでハンドクラップはしたかったし、ぽっぴっぽーでソイヤッソイヤッもしたかったんですよ。そんなミクパモデルが好きな人もいた、というそれだけのお話です。ちなみにライブに使われてるモデルの中でミクパモデルのレンくんの膝が一番好きです。

そうは言ってもやはり、今回はMIKU EXPO。演出もミクパみたいな派手な感じではなくて、ミクさんたちがはっきりくっきり見えてとてもよかったです。会場右端の段差上柵前にいたんですけど、端なのにミクさんたちがステージの端に行ってもくっきり見えるっていうのはとても幸せでした…。

照明演出も控えめでミクさんたちをしっかり見る余裕ができてよかったです。立っていた位置もよかったとは思いますが…。

立っている位置と言えば、少し高い位置にいたので他の方が振っているサイリウムがよく見えて綺麗でした。スノーマンの青サイリウムが特に綺麗でした。

ただ、見ていて思ったのがみなさん高い位置で振っているなあということ。自分の前にスペースがないから上に行っちゃうのかなと勝手に分析していますが真偽のほどは不明ですね。他にも両手に一本ずつで合計二本を振っている人や片手にバルログ持ちしている人などなどがいらっしゃいました。後ろの人が見えづらくなってしまうと申し訳ないのでその辺りは今後も気をつけていかないとと思いました。

自分にとっては何度目かわからないライブでも、他の誰かにとっては最初で最後のライブかもしれないのです。

そういえば、今回のライブで耳を悪くした人を数人見かけたのでライブ用の耳栓を導入してみました。

結論から言うと、すごく快適です。途中で必要ないかな、と思って一瞬だけ外してみたんですけど、あっこれは耳栓ないとダメなやつだ…と思って慌てて付け直しました。

今後のライブでも必要に応じて使っていこうかと思います。

ライブ後に某所の突発オフに参加させていただきました。

感動を分かち合いながら飲むお酒のおいしいこと…。みんなでワイワイ言いながらN響見れたのとても楽しかったです。この場を借りてお礼させてください。ありがとうございました。福岡土産も大事にします。

家に帰ってきた後に改めてN響を見直したのですが、とても素敵なオーケストラアレンジでした…。またゆっくり見たい!

とても充実した二日間で非常に楽しかったです。次の国内でのミクさんライブはマジカルミライ2016ですね。ミクさん、アメリカツアーも頑張ってください。

さんきゅーとうきょー。