さまざまな備忘録

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マジカルミライ2017感想(ライブ編)

今年もマジカルミライに行ってきました。開催5年目、ミクさん10周年ということもあってか例年以上に楽しめた、というかぐっと来るものがありました。今回も行ってよかったです。

色々感想をまとめようと思ったら例年の通り長くなってしまったので潔く三分割しています。

ライブは2日目の夜公演、企画展は2日目と3日目に見に行ってます。こちらの記事はライブの感想としみじみライブでミクさん10周年について考えたことです。

 

■ライブの話

今回のライブも楽しかったです! 2日目夜参戦です。ちなみに今回の席はメモリアルチケットでC4ブロック80番台のお席。距離的には申し分なかったんですけど、どうにも身長が足りなくてミクさんを人の間から垣間見るという感じでした。それでも充分見えたほうだとは思いますが、前の人たちが全員ペンライトを高く上げる人ばかりだったので首が死ぬかと思いました。というか後日首が痛かったです。

 

さて、そんな座席四方山話は置いておいてですね。

まず一曲目がみんなみくみくにしてあげる♪なの胸熱すぎませんか…? 自分の中で「初音ミク」というキャラクターはみくみくにしてあげるから始まっていて、そんな初音ミクの始まりとも言える曲を10周年最初のライブで聞けるって素晴らしい。ちょうど数ヶ月前にマジカルミライでみくみくにしてあげるが聞きたいなーとか呟いてたんですけど、まさか夢が叶うとは…。

今年のセトリは昔の曲あり、新しい曲ありで盛り沢山で楽しかったです。この十年間は色々あったもので、どうしても初音ミク10周年と言われてしまうと昔を振り返ってばかりです。

なのですが、こうして機会を得て様々な曲を聞いてみると自分が昔聞いていた曲ばかりではなく、世の中にはたくさんのいい曲が生まれ続けているということに気付くことができます。

ミクさんは今年で10周年なわけですけれど、これからも仕事を選べず色んなジャンルの曲を歌い続けるのでしょう。そう考えると昔を振り返るだけでなく、未来を見ていかないといけませんね。

…と、言い出した側から昔の曲を聞けてよかったという話をするんですけど。久々にFire◎Flowerを聞けてよかったです! というかミクパモデルさんと久々に会えてよかったです! あの煽ってくるレン君最高にカッコいいので大好きです。

煽ってくるレン君と言えば、今回新曲の脱法ロックもとてもよかったです。エアギター弾いたりムーンウォークしたり(してましたよね?)Shake it!のダンスの比ではないぐらいカッコいいことをたくさんしていた…。あまりのカッコよさに客席を指差してきたところで「さっきレン君、私のほう指差してたよね!? 目が合ったよね!?」という夢女子的な思想に陥りました。

MEIKOさんのライブ初披露曲もよかったです。忘却心中、好き曲なので歌っているMEIKOさんが見られて幸せでした。スタンドマイクを使っていたこともあって実在感が半端なくてびっくりしました。バーチャルライブに結構な回数行っている気がするので今更実在感に驚かなくなっていると思い込んでいたんですけれど、改めて見てみると本当にバーチャルライブの実在感はすごいです。あと忘却心中の衣装は黒いからなのかなんなのか布の布っぽさもすごくて本当にMEIKOさんがステージの上に立っているみたいでした。

新曲ではないんですけど、ドクター=ファンクビートとどりーみんチュチュは去年と同じ曲なのにステージ上のメンバーが増えていて新鮮でした。相変わらずKAITOはイケメンだったしルカさんは可愛かった…。

メンバーが増えたと言えば、ここは絶対書いておかないといけないポイントだと思うんですけど、DECORATORで全員集合していたのはとても感動しました。最初はミクさんが一人で歌っていてあーゲームみたいに全員で歌ってくれるわけではないんだなー残念だなーと思っていたのですが、途中で全員出てくるという演出…。全員が揃って最後のポーズをした時のあの感動たるや…。

後から見かけたところによるととんでもなく高性能なプロジェクターを7台とか?使ってあの映像を実現しているらしく、あのくっきりさで全員を召喚するにはやはりお金が必要なんだなと身も蓋もない感情を抱きました。

DECORATORの全員集合は今回のライブで泣いたポイントの一つです。その他泣いたポイントはみんなみくみくにしてあげる♪(10年間の思い出がフラッシュバックした)、Birthday(ミクさんのお誕生日前後でこの曲は感慨深い)、ハジメテノオト(ミクさんに出会った時のことを思い出した)です。メルトもこれでライブは終わりかと思って切ない気分になりましたが、どうにか堪えました。

ラストの曲ですって言われてもアンコールがあるって分かってますからね。まさかダブルアンコールがあるとは思いませんでしたけど…。

アンコール後の砂の惑星から始まるマジカルミライのテーマ3曲、とってもよかったです。可愛いアイドル風の衣装を着ているのに歌うのは砂の惑星というのが、ミクさんの持ち歌の多様性を感じさせる雰囲気になっていたように思います。続いての39みゅーじっくがアンコールに回ってバンド紹介後になったことで「もう一度名前読んで」からの「初音ミク!」の流れが綺麗に収まるようになったのが地味に美しい流れでした。Hand in Handは言わずもがな。ところで同じくマジカルミライテーマ曲だったネクストネストのライブ初披露はまだですかね?

今回のバンド紹介、すごくカッコよかったなと書きながら思い出しました。Nyanyanyanyanyanyanya!が流れ始めて、えっこれをミクさんが歌うの…?という気分になったところでバンドメンバー紹介がカッコいい演出で始まるという、曲の可愛さとのギャップが素晴らしかったです。バンドメンバーさんに照明が当たるまで完璧にシルエットになっていて何が始まるんだろうというワクワク感がありました。

 

 

今回のライブでの所感は大体こんな感じだったと思うのですが、今回のライブはこれまでの10年に目を向けつつこれから先のことに自然と目が行ってしまう素敵なライブだったように感じます。

最初と最後で歌った曲はみんなみくみくにしてあげる♪とハジメテノオトでどうしようもなくこれまでの初音ミクが歌ってきた曲だったわけですが、逆にミクさんはこれからも誰かをみくみくにするのだろうし誰かの初めての音になっていくのだろうなとしみじみ感じ入ったりしてしまいました

それと、ミクさんはハジメテノオトで「空の色も風のにおいも海の深さもあなたの声もワタシは知らない」と10年間歌い続けているわけなのですが、10年もずっと何も知らないままなんだなとしみじみしました。でも、その何も知れないままの初音ミクが大好きで、私はこの10年間ミクさん達の歌う曲を聞いてきたのだろうなと改めて認識しました。それはきっとこれからも一緒なんだろうとステージの上であたかも生きているかのように歌う初音ミクを見て、これからの初音ミクと私の付き合い方について考えてしまったのでした。ピノキオPの「君が生きてなくて良かった」ですね。

20周年のミクさんや39周年のミクさんがどんな風になっているのかはわかりませんが、その時にまた前向きにミクさんの未来を眺めることができたらいいなとマジカルミライ2017が終わってしまった今、思っています。

とは言っても、某曲の歌詞を借りるのならば「来年の今頃にはどんな私が居てどんなキミがいるのかな」という状況なので10年先のことなんて少しもわかりませんが…。

とりあえず、来年の今頃にはマジカルミライ2018が良かった! と言っていられるようにミクさんの歌を聞きながら社会生活を営んでいきたいと思います。

マジカルミライ2017で出会って来年のマジカルミライで会おうと約束した方々、また来年お会いしましょう。

 

来年も幕張メッセに来るぞ! でも大阪も行きたい!

駅方面から見た幕張メッセ