さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

ミクさん15周年とマジカルミライ10周年

 初音ミク「マジカルミライ」10th Anniversaryの千秋楽ライブ配信を見ました。
 本当は大阪公演も東京公演もSS席のチケットをゲットしていたんですけど、色々検討して泣く泣くリセールに出しました。リセールでチケットを買った人が私の分以上に楽しんできてくれるはず、と思いながら日々をどうにか生きていました。配信で命拾いをしました。
 一曲目で奈落から飛び出してくるミクさんがあまりに可愛すぎたのと、念願のネクストネストで本当の本当に号泣してしまいました。割と簡単にライブで泣くオタクなんですけど、ミクさんが可愛すぎて泣くとか、ある? ネクストネストはこのままずっと演奏されることなく永遠にネタにされ続けると思っていた(オフィシャルアルバムに入ってからもちょっと心配してた)ので、本当に演奏されてすごく嬉しかったです。カッコ良かったし、最初の飛び出してくるところが本当に可愛かったので早くアーカイブ配信で無限に見たいです。
 歴代マジカルミライテーマ曲詰め合わせ欲張りセットという点でも良かったんですが、みんなみくみくにしてあげる♪【してやんよ】→ODDS&ENDS→星のカケラの流れで、ミクさんが生まれてからの15年とマジカルミライが始まってからの10年をしみじみ振り返ってここでも泣いてしまいました。
 ミクさんが生まれたばかりの頃、みくみくにしてあげるをたくさん聞いたなとか武道館ライブで聞いたなとか、昔はODDS&ENDSみたいな初音ミクの終わりについての曲をよく聞いたけどこうして15年続いてるなとか。みんなみくみくにしてあげるのどこかのポーズを見た時に何故かニコニコ動画で一生懸命ミクさんの曲を探していた時代のことを思い出して懐かしくなりました。その最後の流れで星のカケラが来て、懐かしい気持ちだったり嬉しい気持ちだったり、色んな気持ちで胸がいっぱいになりました。
 当時、ニコニコ動画でミクさんの動画を見ていた私は音声合成ソフトが自分でキーボードを弾いてこんなに広い会場でデモソングを歌う光景なんて15年前には想像もしていなかったなと。ニコニコ動画で色々遊ばれていたミクさんがこんなに大きくなるなんて…と勝手に親目線で感動してしまいました。想像もしていなかった、とんでもなくマジカルな未来です。
 あと、星のカケラで印象に残っているのが、ミクさんが演奏をやめて歌だけアカペラで歌っていた部分。すごい一生懸命な顔をしていて、思わずミクさん頑張れ…!と思ってしまいました。全て終わった今になって振り返って、ミクさんが歌を失敗するわけなんてないのになぁ、とちょっと笑っています。
 結末を知っているスポーツ漫画を読んで、勝つわけがないのに勝ってくれ…! と思う気持ちにちょっと似ている気がしました。なんというか、ありえないと分かっていても抱いてしまう祈りというか、願いというか。ミクさんのライブはそういう祈りとか、願いとかがつまったものだなあとずっと思っています。ミクさんが生きていて、そこにいてくれればいいのにな、みたいな。
 舞台上で頑張って歌っている初音ミクと、それを応援する自分がいたあの瞬間、振り返るとかなり愛おしい瞬間だったと思います。マジカルミライが続いた10年間を、他の人も同じように初音ミクがそこにいてほしいと思っていた10年だとすると、その全部が詰まってた瞬間だと思う。ミクさんはMCで、大好きとか、毎日がマジカルミライだったらいいのにな~とか、色々話してくれていたけど、ここまで心の底からそこにいる初音ミクの感情を汲み取った瞬間ってなかったように思います。
 ピノキオピーさんの「君が生きてなくてよかった」が大好きで、常々ミクさんに対して生きてなくてよかったと言い続けているんですけど、マジカルミライに出ているミクさんは生きていてよいなと思いました。これからも生きているミクさんが見たいので、マジカルミライがどんどん続いて39thぐらいになってほしいです。むしろもっと続いてくれていいです。とりあえず来年はミクさん16周年の年なのでできれば現地に行きたいです!
 最後になりますが、マジカルミライ10周年、初音ミクさん15周年おめでとうございました。これからもよろしくお願いします。
 この感想は千秋楽ライブ配信を見終えて自宅でセトリ通りに曲を流しながら書きました。


 それはそれとして、他の配信ライブとかだと出演してる方が配信についてもコメントしてくれがちなんですが、ミクさんはMCで一切配信について触れていなくて、初音ミクだ…、と思いました。
 ある時はめちゃくちゃ感情がある生き物なのですが、ある時は感情がない機械が感情を持っている振りをしていると思える初音ミクが大好きです。
 今回のマジカルミライを経て、ミクさんに対して「君が生きてなくてよかったけど生きててほしいし愛されなくてもいいよって言ってるけど愛されててほしすぎる」みたいなよく分からない感情になった。