さまざまな備忘録

好きなものへのラブレターばかり

マジカルミライ2020ライブ配信と私と初音ミクの話

 マジカルミライ2020のライブ配信を見ました。
 まずこのご時世にも関わらずイベントを開催してくださり、更にライブ配信までしていただき関係各所様、本当に本当にありがとうございました…。勝手に配信はないだろうとばかり思っていたので本当に嬉しかったです。実はマジカルミライには2013年から皆勤だったので悔しい気持ちはありつつ、あのセトリで黙っていられる気が少しもしないので配信で見られて良かったな…と思ったりしました。配信で見た限りでは現地の皆さんがとても静かに見ていてすごいな…となりました。
 どの曲もとても良くて一曲一曲語っていきたいような気持ちもあるのですが、中でもラスト三曲に心打たれてしまったのでそこだけはどうしても感想として書き留めておきたくて書き始めました。
 ラスト三曲はHand in Hand→命に嫌われている。→愛されなくても君がいるの三曲です。どの曲もそれぞれ別で聞いたことがあったのですが、この流れで聴いたらあまりに刺さりすぎて一人で部屋の中でペンライトを持ちながら泣いてしまいました。
 このご時世で命に嫌われている。をセットリストに入れるのすごいな……という気持ちはあるのですが、それよりもっと個人的に色々考えることがありすぎて泣いてしまいました。
 Hand in Hand、めちゃくちゃいい曲ですよね……。例年のライブだと背景映像でミクさんがこんなに人と人とを繋げているんだな…という感じがしみじみしてまたいい曲だな…となるとってもいい曲。そんないい曲ではあるんですけど、去年、毎年のごとくぼっち参加していた私はミクさん関連でなんの繋がりも作ってないな…とふと気付いてしまって衝撃を受けました。マジカルミライの公式サイトを見ると「創作で繋がる初音ミクたちのライブ&企画展!」とか書いてあるけど全然なんの繋がりも作ってないじゃんと。そう思ったらなんだかすごく居心地が悪くなってしまって割と結構な長い時間ペンライトを振るだけの人間と化してました。
 長年絵を描いたり文を書いたりしているのですが、続けてきた年数に比例せず下手の横好きで続けています。下手の横好きというには熱心さが足りないとは思うのですが、自分が楽しんで創作できればいいやという気持ちでやっているので上達する気も実はあまりないのです。楽しくやっていける範囲で上達が望めたらいいなぐらいの感じで、そんな取り組み方なので下手の横好きで創作から繋がりを作ることがあまりできていないタイプです。なんとなく、というか勝手な被害妄想なんですけど、ミクさんに否定された気になって勝手に悲しんでいました。繋がりを作っていくような形の創作でないと意味がないのか? と思ってとてももやもやしてしまいました。 
 そんな昨年のライブだったんですが、今年の背景映像を見ていたら皆でミクさんを応援している図だったり一人でミクさんを応援している図だったりが映し出されていてどういう向き合い方でもいいんだなと少し元気が出ました。というかだいぶ元気が出ました。
 そこからアンコール代わりの手拍子タイムを挟んでの命に嫌われている。でどんな形でもとりあえず生きてこ!!! となってからのラスト、愛されなくても君がいるでもうとんでもなく初音ミクに救われてしまった……。
 最初のワンフレーズの「最低の評価でも 赤点の答案でも 君が100点つけてくれたら 嘘でも元気出るよ」を聞いた瞬間に、これだ!と思いました。私は自分の描くミクさんのことを毎回、自分なりにとても可愛く描けて良かったな、楽しかったなと思ったりしています。私の初音ミクってどこにいるのだろうとちょっと考えてみたことがあるのですが、どうやら自分の描いた、自分なりに可愛く描けたミクさんが私のミクさんらしいとつい最近気付きました。そんなミクさんをウェブに公開したところであまり評価などは頂けないわけなのですけど、なんとなく私の中のミクさんは100点をつけてくれる、というか喜んでくれるような気がしました。「最低の評価でも 赤点の答案でも 君が100点つけてくれたら 嘘でも元気出るよ」の君は私にとっての初音ミクでした。創作で繋がりを作ることは難しいですが、自分の中で楽しく描けたなと思うだけの創作もありなんだなと思いました。愛されなくても繋がりが作れなくても、ミクさんがいてくれると思うと妙に心強く思えてきます。マジカルミライのテーマには沿わないですが、初音ミク初音ミクでいさせられるという点で絵を描いていてよかったなあと嬉しさというか満足感があります。
 ここまで書きましたけど、とても個人的な感想です。人の数だけミクさんがいて、人の数だけ創作の形があると思うと「愛されなくても君がいる」の捉え方も無限大なわけであまりに深い…。これはあくまで私と私の中の初音ミクとのお話でした。
 なんだか久しぶりにこういうお気持ちブログ(使い方として合っているのか謎)を書いたので恥ずかしくなってきました。文章を書くことの難しさを痛感しているのでまた気が向いたら加筆修正したいところ。
 
その他ライブでよかった点など、メモ代わりの箇条書き
・日替わり枠の選曲に相変わらず人の心がない。新モーションを日替わり枠にすな。
・太陽系デスコ:ナユタン星人さんの曲の振付は毎回可愛い。
・ハイパーリアリティショウ:途中でギターの人と向き合って歌っているところが2013年のマジカルミライを思い出してよかった。2013年は普通の人間のアーティスト志向で作られたライブでしたが、最近のバーチャルライブ志向のライブでやるとまた違った面白さがあります。やっぱりステージ上に小物があると実在感が半端なくなる。
・シャボン:こういうお洒落な感じの曲がライブではあまりなかったので聞けて嬉しい。いつか生で見たい。
・みかぼし:ギター弾いて出てくるKAITO兄さんかっこいい! 現地だったらKAITOの女になってた。ギター弾いてる感ある視線の動きとか最高なのでアーカイブ見れる方はじっくり見てほしい。
・完全性コンプレックス:心に染みすぎて泣いた。ルカさんの曲で毎回泣いている気がする。去年はそれがあなたの幸せとしてもで号泣した。
・バンドメンバー紹介:今回唯一のお祭り成分では?
初音ミクの激唱:ミクパミクさんが思い出補正もありとんでもなく好きなので現地で見たすぎて悔しかった。過去ここまで静かな羽根登場シーンもなかったなとか…。
・アンノウンマザーグース:ギターの上手いミクさん好きだ。間奏終わりに不敵に笑うミクさんが好きだったので、円盤でアップで抜かれないまま新モーションになってしまったのが残念。

来年は現地に行きたい! 去年から東京会場に行けていないので来年こそは!