さまざまな備忘録

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開催14年目にして初めて真面目にコスプレサミットを見に行ってみた話

生まれてこの方名古屋に住んでいて、実は2003年から14年も開催され続けている世界コスプレサミット(以下WCS)を真面目に言ってみたことがなくて、今回初めて真面目に見に行ってみました。いや、何を以てして真面目と言うのかと聞かれてしまえば、困り果てるしかないんですけど。

正確に言うならば、「WCSの会場の一つであるオアシス21を開催日に見て回ってみた」という程度ですね。

とにかく熱気がすごかったのと、普通に暑かったので見て回っただけなのにすごく疲れてしまいました。中には暑そうなコート着てらっしゃるコスプレイヤーさんもいたんですが、コスプレイヤーさんの忍耐力すごい……。

一言で言うと、あの空間、とても不思議ですね。普通に生活している人もいる中で、コスプレしている人が大勢うろうろしているという三次元と二次元が混ざったような妙な空間…。二次元のキャラが普通に生活しているかのような錯覚に陥ることしばしば…。

WCS公式サイトで、コスプレのことをなりきる楽しみだと紹介しているんですけど、二次元キャラが普通に生活しているみたいに見えるのってなりきる楽しみの一つかもしれないですね。

しかし、このWCS公式サイトのコスプレ=なりきる楽しみという表現はとても納得です。個人的に、なぜコスプレイヤーさんは作品内のキャラを表現するのに自分を使って表現しているのだろう(イラストやら小説やらは一旦自分からアウトプットしてるイメージ)と思っていたんですが、なりきるという用語が入ったことでちょっとすっきりしました。

最近は2.5次元舞台や2.5次元アイドルなんかも盛んで昔と比べると二次元と三次元の間が狭まってきた印象があります。昔は二次元と三次元はきっぱり分けて考えていたような気がするのですが、2.5次元もの見るようになってから二次元と三次元の境が曖昧になってしまった。

さて、この記事を書くにあたってコスプレサミットの公式ページ見てきたんですけど、結構、禁止事項に当てはまるコスプレしてらっしゃる方もいたりして、その辺りはコミケとかとも通じる問題点なのかなーという気がしました。どうやら、コスプレサミットでは明確な基準を制定していないらしいのです。

コスプレサミットを名古屋の市長さんが推していたりしますけど、この辺りの問題やらをきちんとしておかないと悪い印象だけ残るような。それと個人的に気になるんですけど、各キャラクターのコスプレをすることによって発生する権利問題とかはないのだろうかとか。権利問題についてはGoogleに尋ねたら色んな参考になる話が載っていそうです。

何はともあれ普通に楽しんできてしまいました。同人誌即売会には同人誌を買いに行くタイプのオタクなので、あまりコスプレしてる方を真面目に見る機会もなく、新鮮でした。

しかし、何の気なしに繁華街に買い物に来た人たちがあのお祭り騒ぎ見てどう思うかっていうのは割と問題な気がしますね。普通に楽しんできてしまいましたが、買い物行こうと思ってたのにあんなに人が多かったらげんなりしそうです。

今後の個人的課題ですけど、コスプレというジャンルについても色々考えてみたいものです。